622 Business to Business Marketing + Marketing Research Project
〈基本情報〉
名前：622 Business to Business Marketing + Marketing Research Project
教授名: Emilia Rovira Nordman, Sara Melen Hånell, Daniel Tolstoy
単位：7.5
学部：Business and Economics Exchange
受講時期：2015 Fall 1st period
〈難易度〉
やや難
〈課題〉
毎週2~3本の論文と教科書1,2章の予習が課される。Consumer Marketing(CM)と異なり、かなり論文に沿った講義になっている。ゲストレクチャーも多く、この出席を逃すとペナルティとして課題が出るので注意。
B2Bで課される課題は５つ。提出はPortalを通してセミナー前日の23時まで。課題の詳細発表が月曜日、提出が水曜日というようなスケジュールなので、他の授業などとの兼ね合いによっては結構大変。また、これらと並行してMarketing Research Project(MRP)の課題も出される。
<B2B Mareting>
Assignment 1 : Harvard Business School Publishingが出しているビジネスシミュレーションゲームをプレイし、どのような要因によって収益や市場規模が影響を受けるのかを分析する。（1500-2000words）
Assignment 2 : IKEAやNestleなどのケーススタディを通して、B2Bにおけるネットワーク戦略を考える。用意された問いに対する解答を議論して提出する。（1500-2000 words）
Assignment 3 : 薬局のケーススタディから講義内容に即してvalue calculationをし、その数字を根拠にして価格戦略を提案したり顧客へのプロモーション文を考えたりする。(Max.1800 words)
Assignment 4 : とあるB2B企業を割り当てられ、HPから情報を得てその企業がB2B企業としてどの程度熟達した段階にあるかを評価する（論文に即して）。(1500-2500 words)
Assignment 5 : 授業中に行った価格交渉シミュレーションのまとめと、これから学んだ交渉術について。(1500-2500 words)
<Marketing Research Project>
Assignment 1 : SPSSの基本的な使い方の確認と、市場をセグメンテーションするための変数やセグメントされた顧客の特徴について数字をもとにして考える。(Max.800 words + SPSS Tables)
Assignment 2 : SPSSを使って顧客を適切にクラスタリングし、ターゲットを定めてマーケティング戦略を考える。(Max.800 words + SPSS Tables)
Assignment 3 : 顧客満足度やロイヤリティに影響を与える要因を推定するために回帰分析をし、それを基にして経営戦略を考える。(Max.800 words + SPSS Tables)
〈感想〉
1st periodにあるConsumer Marketing(CM)との並行履修が望ましいとされている。CMとB2Bは別の授業だが、Marketing Research Project(MRP)が2つの授業の一部として地続きで進行しており、MRPはCM,B2Bの成績の20%を占める。正規生はみんな両方取ってた。片方しかとらないExchangeにはMRPの代替として個別課題が課される。
CMと比べるとかなりカタめ。内容もtheory満載、ケース満載、ゲストレクチャー満載。講義内容としては、地味だけど、堅実な知識が得られると思う。同時に履修していたOperations Managementという授業の忙しさやスウェーデン人の優秀さに圧倒され、履修していたころはかなりオーバーロード状態だった。
B2Bなど、通常の授業のテストは12月の半ばに終わるが、MRPの課題提出は1月半ばなので、たぶんどのグループもMRPの課題はテスト後に回しがち。クリスマス休み・年末年始の旅行などしているうちに、スケジュール管理が危うくなることもあるので注意。もっとも、スウェーデン人の正規生はなぜか1月初旬までテストがあるためさらに忙しそう。
テストに関しては、CM同様に過去問をPortalからダウンロードできる。
〈こんな人におすすめ〉
しっかり学びたい人向け、マーケティングの基本知識はあったほうがいい。
また、SPSSという統計ソフトを使うので、多少統計をかじっておいたほうがグループワークで取り残されずに済む。
