Basic Swedish 1

〈基本情報〉
名前:Basic Swedish 1
単位:7.5
学部:Scandinavian Languages
Study Pace:25%
〈難易度〉
やや易。授業を(たしか)5回ほど休んでも単位を取れるし、宿題はやってこなくても何とかごまかせたり、授業直前に少し解いて何とかしのげたりするので、宿題を毎回出されるものの、授業は比較的楽。ただし、学期を通じて毎週2回授業があることと、試験(特にリスニングの試験)に通るためには意外と勉強量が必要なので試験勉強の負担が少し大きい、ということを加味してやや易とした。
〈課題〉
毎回の授業で、単語の暗記や文法の課題などの宿題が課せられる。真面目に取り組んだら2時間程度かかる分量。
〈とってみての感想〉
文法や単語がドイツ語に似ているので、ドイツ語を学んだことがある人は少し有利だと思う。
「やや易」という評価にはしたが、やはりけっこう勉強量は必要で、自分は一回リスニングの試験に落ち、再試でギリギリ合格して単位を取った。
ちなみに、やはり母語で何かを学ぶ方が英語で学ぶよりも手っ取り早く時間をかけずに学べるので、日本語で説明が書かれた参考書が一冊手元にあると便利で、特に授業で扱った文法を理解する際にかなり役立つ。自分は「ニューエクスプレス」という参考書を使っていた。これは初心者向けの薄っぺらい参考書なのだが、Basic Swedish 1で学ぶ文法事項はほとんど網羅しており、文法に関して分からないことがあった時に、“文法の辞書“として使っていた。また、日本語-スウェーデン語辞書は買う必要ない。授業で扱うテキストに掲載されている英語-スウェーデン語の簡易辞書とGoogleの翻訳だけで十分勉強できるし、そもそもスウェーデン語を日本語に訳す必要はないからである。さらに、紙の辞書で調べようとすると時間がかかり、非効率的である。自分は8000円ぐらいでAmazonで買ってわざわざ日本からスウェーデンへ持って行ったものの、結局パラパラとめくっただけで、一回も本格的に勉強に使ったことはなかったので買わないことを強くおススメする。
「英語もろくにできないのにスウェーデン語に時間を割いている場合じゃないのではないか」とモチベーションが下がることもあったが、振り返ってみるとスウェーデン語を取ったことは正解だったと思う。スウェーデン語を取っていなければ、頻繁に遊んだ仲の良いスウェーデンの友達と知り合ったUppsalingo(詳しくは別の記事を参照のこと。)というイベントには多分参加していなかっただろうし、「自分は言語を学ぶことが好きだ」ということにも気付けなかったかもしれないからである。
〈こんな人におすすめ〉
ウプサラ大学に半年以上留学する人。理由はいくつかあるが、片言でも、ワンフレーズでも自己紹介や挨拶ができると、スウェーデンの人と話した時に相手は親近感を抱いてくれて距離が縮まりやすくなる場合があること、スウェーデン語が話のネタになること、カフェやスーパーなどでスウェーデン語を使った場合(あるいは使おうと挑戦した場合)の方が英語を使った場合よりも店員の方が優しく接してくれるような気がすること、などが挙げられる。また、言語はその国の文化を構成する重要なものの一つであり、スウェーデン語を学ぶことはスウェーデンの文化を学ぶことでもあると思う。せっかくスウェーデンに来たのだからスウェーデン語ができるに越したことはないはず。スウェーデン語を知っておいて損はない。試しにとりあえず授業を登録してみて、合わない、負担になる、激しくつまらない、などと感じたらやめる、というのもアリだと思うので、この授業は取ってみることをおススメする。